航空機/飛行艇艦上爆撃機 『彗星』/空技廠 D4Y 「九六式艦上戦闘機」の後継機が愛知航空機の「九九式艦上爆撃機」に決定した一方で、日本は別方面ですでに次の一手を打っていました。 「九九式艦爆」は通常通り各企業に試作機の製作を依頼した上で採用されていますが、この「彗星」の元となる「十三試艦上爆撃機」は海軍航空技術廠(空技廠)にのみ製作が命令されています。航空機/飛行艇
航空機/飛行艇九九式艦上爆撃機/愛知 D3A 昭和10年/1935年、日本は3隻目の正規空母【蒼龍】に搭載する爆撃機には全金属製の高性能爆撃機を検討していました。 しかし【蒼龍】は竣工が昭和12年/1937年末と、試作・改良・増産の流れから見ると残された時間はあまりありませんでした。 急場しのぎとして「九六式艦上爆撃機」(「九四式艦上爆撃機」の発動機を変更・空気抵抗の改良)を製造し始めますが、こちらは複葉機のため、時代の流れに乗りきれる存在ではありませんでした航空機/飛行艇