航空機/飛行艇零式小型水上機/空技廠 E14Y 昭和12年/1937年、日本はこれまでの「九六式水上偵察機」の後継機に当たる小型水上機の開発に取り掛かります。 「十二試潜水艦用偵察機」と呼ばれた後継機は、その名の通り潜水艦に搭載させることを目的とした新しい水上機でした。 潜水艦は隠密性に優れるものの、当時はまだ探査能力が確立されておらず、周囲観察のためには海面近くまで浮上し続ける必要があるという大きな危険性を孕んでいました。航空機/飛行艇