1/700 艦NEXT 大和 その5
(大和製作 その③)

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5-1.大和 製作その③(主砲・マスト、完成)

一番面倒な対空兵装と細かな艦橋造りが終わりました。
あとは主砲とマスト類だけです。

の前に、なんじゃこりゃ!?
ということはこのC10、C11のパーツははめ込み式じゃなくて接着させなあかんということか?

残念ながらそうでした・・・。
オプションパーツっぽくないんですが、接着剤がないとこの2つのパーツは設置することができなさそうです。

右が13号電探×2とマストの前脚、左がマストです。
マスト怖いです、細いからすぐに曲がります。
それにこんな細い脚を固定用の穴に差し込むわけですから、力の入れ下限を間違えるとやはり折れたり曲がったりしてしまいます。

このマストは煙突と後部艦橋の間に入れるのですが、めっちゃくちゃ時間かかりました。
プラモデルを造る上で重要なのは設置する順番なのですが、これは失敗でした。
説明書だとマストは最終段階でしたが、これは後部艦橋設置する前に付けたほうがよさそうです。

ちなみに黒い部分はつや消しブラックで塗装しています。
また、このマスト用の接着剤を使ったオプションパーツが付いていましたので、それも接着しています。

そしていよいよ主砲です。
45口径46cm三連装砲3基、言うまでもなく世界最大口径の主砲です。
そして対空兵装の強化によって減ぜられた60口径15.5cm三連装副砲です。
こちらは軽巡時代の「最上型」、そして【大淀】でも同じ主砲が使われていました。

主砲の砲身は別パーツで、防水白布はそれ用のシールが主砲、副砲ともに用意されています。
ですが私はそれぞれつや消しホワイトで塗装しています。

防水白布は立体感が出ますので絶対塗ったほうがいいです。
説明書には修正液での塗装を進めていますので、塗料を用意する必要はありません。

ただ、副砲の砲身はもともとくっついてたので塗るのに苦労しました。
砲身の間が狭いので、白で塗って、呉色で余計に塗ってしまった白い部分を塗りつぶして、もう一度重ね塗りして。
こういう場合は細かくてもパーツバラバラのほうがいいですね。

ということで、完成しました「艦NEXT」の【大和】の姿です。
建艦速度が遅い私ですが、12時間ぐらいで完成しました、体感的には超速い。
主砲の大きさが際立ちますね。
15.5cm三連装砲の大きさが小さく見えてしまいますが、重巡の主砲はこれよりもちょっと大きいぐらいなんですよね。

右舷前方から。
主砲の迫力がより伝わってきます。
主砲は砲身含めて動かせますが、主砲の旋回はちょっと硬いのであんまり動かさないほうがいいかも。

右舷後方から。
マストがかなり目立ちますね。
艦載機2基は、見えませんがこのダビットでこの下にある格納庫に収まっています。

艦橋部分を上空から。
機銃まみれですね。
でもこれでも撃墜数は1桁(5機)らしいですから、世知辛いですね。

この【大和】の前に完成させた【高雄】と並べてみました。
まず艦首形状の明らかな差が目につきます。
他にも主砲をはじめとしたスケールの違いがはっきり伝わってきます。

続いて上から見てみました。
実は艦尾から艦橋までの距離はほぼ同じです。
主砲が船の設計にどれだけ影響しているかというのがすぐにわかります。
「大和型」は全長263.4m、「高雄型」は203.7mです。

5-2.大和 製作の感想

というわけで、フジミの「艦NEXT」の【大和】を造ってみました。
今まで普通のプラモデルばかりを造っていた自分にとってはいろんなことを感じることができる作品でした。

1.こんなに早くできるのか!?

当然これですよね。
たった12時間そこそこで【大和】造れるんですよ、凄いです。

そもそも戦艦はご存じの通り構造物が多いし船体も大きいですから、造るのにも時間かかります。
加えて塗装するパーツの数、同じくマスキングする面積も多くなりますから、12時間で完成させるなんて夢物語です。

それがちゃんと【大和】の構造をできるだけ維持させ、塗装もしないでここまで再現されている。
とにかく「大和が欲しい!」という人は迷わず買いです。

2.接着したい!

「接着不要」が売りの商品で何言ってんだって思うでしょうが、「接着できないリスク」というものがあります。
特に上記のマストは典型で、狭いスペースに隙間から見える穴にマストの脚をそれぞれ突き刺して奥まで押し込む。
ものすごい神経を使いました。

結局あの部分は面倒ですが後部艦橋を外してマストを取り付けました。
接着剤使っていいならこんな苦労しないですから、この辺りはもどかしい。
私は普通のプラモデル造ってますから接着剤は普段からありますが、そうじゃない方も、接着したほうが楽な個所があるのも事実です。

あとは穴のサイズが合わないケースが複数あったこと。
穴が小さい場合は、私の場合は金属ヤスリの円形のもので少しずつ広げて調整しましたが、金属ヤスリがない場合は、逆にパーツのほうを削って調整することになりかねません。

そんなのするぐらいなら突起潰して接着するほうが早いでしょ。
あと、この逆に穴が大きい場合はそれこそ接着するしかありません。
実際今まで使ったとお伝えした場所以外にも対空兵装で2ヶ所、穴のサイズが大きくて触れるとグラグラしたので接着剤を使っています。

ということで、接着剤、あったほうがいいです。

3.継ぎ目などの細かいところは目を瞑れ

その③の艦首の写真でも述べていますが、継ぎ目跡やちょっとした隙間、パーツの精度などは流石に限界があります。
むしろそこをある程度妥協して手軽に製作できるようにしたのが「艦NEXT」ですから、そこで多くを求めるのは流石に贅沢だと思います。

しかし一方で、普通のプラモデルを造っている人にとっても「艦NEXT」はかなりいい商品となります。
先ほどのマストのような場所は遠慮なく接着剤を使い、隙間はパテや流し込みの接着剤で埋めて、色塗るところは色塗って、継ぎ目跡も同じくパテや接着剤で消してと、塗装不要のメリットを活かしつつ接着不要と精度の細かな粗を修正できるわけです。

惜しむらくはエッチングパーツなどがないことです。
なんとか使いたい場合は、それぞれ個別のエッチングパーツをそろえるしかなさそうです。
でもエッチングパーツや空中線を引っ張る人ほどの人は「艦NEXT」は逆にデメリットのほうが多そうなので、やはり本商品は初心者から中級者向けのものなのでしょう。


以上で「艦NEXT」の【大和】製作記の終了とさせていただきます。
初心者向けではありますが、しっかりプラモデルの醍醐味と難しさを教えてくれる素晴らしい商品でした。

この商品で満足できない人はもっと深みにはまっていけばいいですし、この手軽さを他の艦種でもという方は、空母や駆逐艦でもラインナップがそろっていますからそちらにもぜひチャレンジしてください。

ただ、先に練習用として安い普通の駆逐艦のプラモデルを買って、接着剤あり、塗装なしで組み立ててみるというのも個人的にはおススメです。
駆逐艦は1,000円切る価格で販売されています。

説明書も普通のプラモデルのものよりもかなり丁寧に書いてくれています(というか普通のプラモデルがちょっと不親切だと思ってます)。
何よりパーツが何の装備かを書いてくれているのかが親切です。

パーツを組み立てる順番も、個人的にはマスト部分で困りましたが、それ以外は他のパーツに干渉して取り付け辛いということもなかったと思います。
ただし、何回も言いますがパーツを取り付ける際はくれぐれも注意してください。
結構力を入れないとはまらないパーツが多いということは、それだけ外すのも苦労するということです。

たった12時間ということは、1日1時間+土日3時間ずつでほとんど出来上がります。
ぜひプラモデル製作に興味を持たれている方は、入門編として「艦NEXT」を試してみてください。