航空機/飛行艇 陸上哨戒機 『東海』/九州Kyushu Q1W 太平洋戦争では潜水艦に最後まで悩まされた日本。 当初は駆逐艦や海防艦を中心に対潜哨戒活動がおこなれて護衛や撃退をしてきましたが、連合国の勢力が増えるに連れて潜水艦の脅威も爆発的に増えました。 これに伴い護衛には空母から発艦する艦載機も加わるようになり、対潜哨戒活動として有名な第九三一海軍航空隊が活躍しました。 航空機/飛行艇
航空機/飛行艇 夜間戦闘機 『極光』/川西Kawanishi P1Y2 「一式陸上攻撃機」の後継機として、中島飛行機が苦労して製作した「銀河」が誕生したのは昭和18年/1943年11月頃から。 しかし日本はすでにアメリカに明らかな劣勢を強いられ、「銀河」そのものの性能は高くとも、活躍できるシーンは多くはありませんでした。 また「銀河」に搭載されていた「誉」の慢性的な不調、熟練パイロットが全くいない状況も、「銀河」の活躍を阻害していました。 航空機/飛行艇
航空機/飛行艇 夜間戦闘機 『電光』/愛知Aichi S1A 当時日本には夜間戦闘機として「二式陸上偵察機」から斜銃装備などの改造を経て誕生した「月光」を運用していました。 しかし「月光」ではどうしようもない敵が誕生するとの噂を聞きつけた海軍は、緊急にこの空飛ぶ要塞を撃退する手段を用意しなければならなくなりました。 その敵こそ、やがて日本各地を焦土にする「B-29」です。 航空機/飛行艇
航空機/飛行艇 夜間戦闘機 『月光』/中島Nakajima J1N 昭和12年/1937年、日本は「支那事変(日中戦争)」において渡洋爆撃を敢行しました。 まさか台湾から飛んできているとは思わない中国軍は慌てふためきました。 ちょうど世界では大型爆撃機の性能は戦闘機を振り切るという風潮があり(戦闘機無用論)、この渡洋爆撃に際しても、使用された「九六式陸上攻撃機」に追随できる戦闘機がなかったことから、「九六式陸攻」単独での攻撃でした。 航空機/飛行艇
航空機/飛行艇 陸上偵察機 『景雲』/空技廠Yokosuka R2Y 太平洋戦争開戦前の昭和14年/1939年、海軍は陸上偵察機という存在に着目していました。 触発されたのは、のちに陸軍屈指の名機となる「一〇〇式司令部偵察機」の誕生です。 「一○○式司令部偵察機」は完成後も改良が継続的に進められましたが、初期型が誕生した時は海軍はまだ自前の陸上偵察機を保有していませんでした。 航空機/飛行艇
航空機/飛行艇 陸上攻撃機 『連山』/中島Nakajima G8N 日本初の四発機「深山」は、ありとあらゆる問題が噴出した結果採用されることなく計画は中止。 しかし時はすでに戦中で、大型陸上攻撃機は必ず陸上基地や艦船攻撃に重宝されるようになると考えられ、日本に未だに四発機がない事態を憂いていました。 昭和18年/1943年、海軍は「深山」で失敗はしたものの、ノウハウを得ている中島飛行機に再び四発機の製作を指示。 航空機/飛行艇
航空機/飛行艇 陸上攻撃機 『泰山』/三菱Mitsubishi G7M 「一式陸攻」の生産が始まった昭和14年/1939年、同時に海軍は次の一手として「十六試陸上攻撃機(泰山)」の開発を三菱に命令しました。 しかしその内容は時速556km/h・航続距離7,400kmという馬鹿げた数字で、しかもそれを双発機で実現しろというものでした。 さらに急降下爆撃可能や防弾ゴム皮膜といった嬉しくないオプションもついてきて、三菱は早々に「四発機でないと無理です」とさじを投げています。 航空機/飛行艇
航空機/飛行艇 陸上攻撃機 『深山』/中島Nakajima G5N 1930年代から世界各国の航空機は目覚ましい発展を遂げ、特に大型の航空機の開発が活発になってきました。 日本は「ロンドン海軍軍縮会議」によって保有に制限がかけられた空母の代替として、陸上から長航続距離を持って敵艦船などを攻撃するための、全く新しい陸上攻撃機の開発に取り組み始めます。 それが「九六式陸上攻撃機」であり、そしてその後に製造される「一式陸上攻撃機」です。 航空機/飛行艇
航空機/飛行艇 一式陸上攻撃機/三菱Mitsubishi G4M 「九六式陸上攻撃機」が誕生し、「第二次上海事変」において果敢に渡洋攻撃を繰り出していた昭和12年/1937年。 海軍は優秀な性能にも関わらず高い損耗率を出している「九六式陸攻」の後継機をすぐにでも用意すべきだと慌てていました。 戦闘機は後ほど「零式艦上戦闘機」が誕生して事なきを得るのですが、しかし旧式の複葉戦闘機にも撃墜される脆弱性は見過ごすことはできません。 航空機/飛行艇
航空機/飛行艇 九六式陸上攻撃機/三菱Mitsubishi G3M 「ワシントン海軍軍縮条約」及び「ロンドン海軍軍縮会議」によって、世界の海軍兵力は決められた制限内での増強を強いられることになりますが、その中で急速に脅威となっていたのが空母です。 戦艦や巡洋艦は自前の砲での攻撃ですが、空母の艦載機はそこから飛び立つ数々の航空機がそれぞれ自由に攻撃することができます。 航空機/飛行艇