【伊五十三型潜水艦⇒153型】(海大三型a)

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基準排水量1,635t
水中排水量2,300t
一番艦竣工日伊号第五十三潜水艦
昭和2年/1927年3月30日
同型艦4隻
全 長100.58m
最大幅7.98m
主 機ズルツァー式3号ディーゼル 2基2軸
最大速度水上 20.0ノット
水中 8.0ノット
航続距離水上 10ノット:10,000海里
水中 3ノット:90海里
馬 力水上 6,800馬力
水中 1,800馬力

装 備 一 覧

備 砲45口径12cm単装砲 1基1門
7.7mm機銃 1挺
魚雷/その他兵装艦首:53cm魚雷発射管 6門
艦尾:53cm魚雷発射管 2門
搭載魚雷 16本
Kチューブ(水中聴音機)
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初の一等艦隊型潜水艦 世界最高速の海大三型a

「海大一型・二型」の実験成果は良好で、帝国海軍の大艦隊に潜水艦隊が加わるのはそう遠くない未来と思われていました。
しかしその未来は遠のくどころか完全に遮断されてしまいます。
「ワシントン海軍軍縮条約」締結による、「八八艦隊計画」の消滅です。
これらは「海大一型・二型」建造中に発生したことなのですが、結果として艦隊計画は全てが白紙になってしまいました。

しかし、潜水艦にとっては大きな影響はありません。
潜水艦はこの条約による制約はなく、直接的な影響はなかったのです。
もちろん艦隊の軸となる戦艦が減るので、運用や建艦数の増減はあるでしょうが、保有数や性能に制限が課された大型艦とは全く異なります。
当初は13隻の建艦計画でしたが、この「八八艦隊計画」によって再考された結果の隻数は12隻と、ほとんど差はありませんでした。

「海大三型」はいよいよ艦隊型潜水艦の量産に踏み切るクラスになります。
「海大三型」はこれまで安全潜航深度が50mに満たなかった点が改良され、内殻の板厚を厚くして深度60mにまで耐えられるようになりました。
その他にも、艦隊としての運用ですから司令塔も設置されるなどの影響で排水量が350tほど増えてしまい、その結果航続距離も少し短くなってしまいます。

しかし速度については、故障頻度の軽減と船体のさらなる改良によってなんとか20ノットを達成。
これは世界各国の潜水艦よりも2~3ノットほど速い速度で、当時の日本の船は基本的に欧米列強よりも高速な船を多数そろえることができました(巡洋艦は同じぐらいかちょっと遅い)。

「海大三型」は大きく「a」と「b」で分けられます。
「a」型はまだ「海大一型・二型」の就役が成っておらず、設計・試験上の経験から量産に踏み切っています。
しかし5隻目以降は「一型・二型」を実際に動かした際の性能が情報としてもたらされたため、それを設計に加えて改良されることになりました。

同 型 艦

艦名は最終のもの

伊号第百五十三潜水艦伊号第百五十四潜水艦伊号第百五十五潜水艦
伊号第百五十八潜水艦