基準排水量 | 720t |
水中排水量 | 1,003t |
一番艦竣工日 | 呂号第十三潜水艦 |
大正9年/1920年9月30日 | |
同型艦 | 2隻 |
全 長 | 70.10m |
最大幅 | 6.10m |
主 機 | ズルツァー式2号ディーゼル 2基2軸 |
最大速度 | 水上 16.5ノット |
水中 8.5ノット | |
航続距離 | 水上 10ノット:6,000海里 |
水中 4ノット:85海里 | |
馬 力 | 水上 2,600馬力 |
水中 1,200馬力 |
装 備 一 覧
備 砲 | 28口径7.6cm単装高角砲 1基1門 |
魚雷/その他兵装 | 艦首:45cm魚雷発射管 4門 |
舷側:45cm魚雷発射管 2門 | |
搭載魚雷 10本 |
航続距離を伸ばすも機関更新できずに速力低下 海中二型
「海中一型」でついに国産潜水艦の門を開いた日本は、次いで「海中二型」の建造に入ります。
時すでに軍拡の波大きく、日本は「八四艦隊計画」の実現に向けて張り切っていました。
「海中一型」は大正5年/1916年度計画ですが、翌大正6年/1917年度計画では各艦種の大量建造計画が立てられており、潜水艦はこの「海中二型」をはじめ、「海中三型、L型、F型」の建造が一気に決まっています。
とは言うものの、日本はまだ潜水艦建造技術は備わっていません。
独自に新しい設計をする力もないですから、「海中二型」は「一型」の部分改良に留まっています。
ズルツァー式はスペック通りの速度が出ないことがわかってはいましたが、しかし代替機関がないのもまた事実で、「二型」は止む無く同じディーゼルを使い続けています。
「海中二型」の相違点は燃料搭載量の増。
これにより航続距離は10ノット:6,000海里と2,000海里増えました。
ただし、排水量は増えても機関は同じですから速度は逆に16.5ノットといたって平凡な数字になってしまいました。
また舷側魚雷発射管も後部に移されています。
サイズは全長1m増、幅25cm減とほぼ同じです。
同 型 艦
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