アリ輸送

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【アリ輸送】とは、旧日本陸軍の提案により、輸送船だけではなく上陸用の小型舟艇を動員して諸島間を輸送したもの。
主に大発動艇小発動挺などの舟艇が使用された。
この島伝いに小型舟艇が並んで航行する姿をアリになぞらえたものである。
【アリ輸送】には、制空権を奪われた中での海軍の輸送が空襲や襲撃によって失敗を連ねることとなり、少しでも輸送量を増やすべく陸軍にも輸送の協力を仰いだという背景がある。
ただ、上陸用舟艇の速度は10ノット前後で、襲撃に対抗できる武装も装甲もない。
さらに凌波性も乏しく、一度危険に晒されれば命や物資を守れるかどうかは運次第と言ってもよかった。
輸送量も輸送船などに比べれば雲泥の差で、成功率・効率度外視の苦肉の策だった。