排水量

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【排水量】とは、艦船の重量を示す値のこと。
アルキメデスの原理により、水上に艦船を浮揚させた際に溢れ出す水量と艦船の重量が一致することを利用している。
実際は喫水線下の体積と海水の比重から近似値(5%以下の誤差)を算出している。
排水量には大きく4つの使い分けがあった。

1.軽荷排水量
完成した状態の純粋な艦船排水量で、消耗品や食糧、人員などの一切の重量が加味されない。

2.基準排水量
満載状態から燃料と予備水を除いた状態の排水量。
「ワシントン海軍軍縮会議」によって採用された排水量算出基準で、各国の艦船の純粋な戦闘力を算出すべく提唱された。
現在ではこの「基準排水量」を艦船の諸元に採用することはない。
なお、現在の海上自衛隊は排水量の諸元を「基準排水量」と称しているが、これは「ワシントン海軍軍縮会議」のものとは異なる。

3.常備排水量(公試排水量)
乗員と弾薬は定数を、燃料や真水などの非戦闘時の消耗品は満載時の2/3の状態で算出される排水量。
戦闘開始時に想定される排水量として採用され、「ワシントン海軍軍縮会議」以前は多くの国がこの排水量を諸元としていた。
なお、帝国海軍では「公試排水量」と、イギリスでは「積載排水量」と称した。

4.満載排水量
現在多くの国で採用されている諸元排水量。
その名の通り、人員、燃料、弾薬、食糧など、搭載可能とされているものを全て搭載した際の排水量である。