【伊号第五十二潜水艦⇒152型】(海大二型)

広告
広告

基準排水量1,390t
水中排水量2,500t
一番艦竣工日伊号第五十二潜水艦
大正14年/1925年5月20日
同型艦1隻
全 長100.85m
最大幅7.64m
主 機ズルツァー式3号ディーゼル 4基4軸
最大速度水上 22.0ノット
水中 10.0ノット
航続距離水上 10ノット:10,000海里
水中 4ノット:100海里
馬 力水上 6,800馬力
水中 2,000馬力

装 備 一 覧

備 砲45口径12cm単装砲 1基1門
40口径7.6cm単装高角砲 1基1門
魚雷/その他兵装艦首:53cm魚雷発射管 6門
艦尾:53cm魚雷発射管 2門
搭載魚雷 16本
広告



3,400馬力のディーゼルを積んで本格実験開始 海大二型

「海大一型」でどうしようもなかった、ディーゼル4基と大型化。
その原因は言わずもがな、大出力のディーゼル機関がなかったからです。
その待望のズルツァー式3号ディーゼルが、遠くスイスからようやく到着したため、早速【伊52(海大二型)】に搭載されることになりました。
ズルツァー式式3号ディーゼルは出力が3,400馬力で、これを2つ並べれば「海大一型」の2号4基よりも大きな出力を生み出すことができるのです。

船体は「海大一型」よりもより細長く、全長91.44m→100.85m、最大幅は8.81m→7.64mとなりました。
公試ではこの大出力ディーゼルと船体改良によって21.5ノットの速度を発揮。
23ノットに届きませんが、まずは第一段階クリアといったところでしょうか。

ただ、クリアしたのは試験だけで、ズルツァー社としても新開発の大出力ディーゼルだったために故障が頻発し、常時は20ノットを下回ることも多かったようです。
それでもディーゼル機関の潜水艦としては世界初の20ノット超えで、これまで潜水艦開発の先頭を走っていたアメリカ・イギリスからも注目される存在となりました。

艦首の形状は凌波性向上のために「海大二型」でも改められているのですが、この結果、水上航行の凌波性は向上したものの、急速潜航の速度が「海大一型」よりも遅くなってしまいました。
常時を取るか、戦闘時を取るか、このあたりの研究は今後も続いていくことになります。


「海大二型」
「海大一型」同様に1隻しか建造されず、建造当初は【第五十一潜水艦】、大正13年/1924年11月1日に【伊号第五十二潜水艦】へと名前が変更されています。
竣工後、主に実験・訓練で使用されたのは「海大一型」と同じですが、開戦前に除籍・売却となった「海大一型」とは異なり、「海大二型」は戦時中も除籍こそされど海軍潜水学校の練習艦として引き続き活用されました。
また、1942年5月20日に、潜水艦の隻数増大の影響で【伊号第百五十二潜水艦】へと再び改名されています。