軽巡洋艦香取【香取型練習巡洋艦 一番艦】 日本でも海外でも、訓練用に使われた船は、前線を退いて旧式となったものが大半でした。 当時の日本の練習艦は元の【出雲型装甲巡洋艦 出雲・磐手】らでしたが、しかし艦齢は35年を超えるほどの老朽艦でした。 軍艦の性能も格段に向上し、日露戦争時代の軍艦が練習艦ではさすがに荷が重くなりはじめると、日本は新しい練習艦の手配に乗り出します。軽巡洋艦
軽巡洋艦那珂【川内型軽巡洋艦 三番艦】 【那珂】は「川内型」の二番艦として起工し、横浜で順調に建造が進められていました。 ところが、まもなく進水式だという時に、突如関東を未曾有の大災害が襲います。 関東大震災です。 この延焼が横浜に襲い掛かり、横浜船渠もこの火事はなす術がなく全焼。 【那珂】も盤木が焼けたために船体は落下。軽巡洋艦