用 語排水量 【排水量】とは、艦船の重量を示す値のこと。 アルキメデスの原理により、水上に艦船を浮揚させた際に溢れ出す水量と艦船の重量が一致することを利用している。 実際は喫水線下の体積と海水の比重から近似値(5%以下の誤差)を算出している。 排水量には...用 語
用 語八八艦隊計画 【八八艦隊計画】とは、1920年に計画され、予算承認が降りた帝国海軍最大の軍備拡大のための計画(八ケ年計画)である。 世界全体でも膨張の歯止めが効かない軍拡は、「ワシントン海軍軍縮条約」によって保有制限が設けられ、いずれ訪れる際限なき軍拡に...用 語
用 語ワシントン海軍軍縮会議・条約 【ワシントン海軍軍縮会議・条約】とは、1921年11月11日から1922年2月6日までワシントンで行われた、主要五カ国の際限なき海軍力増強を抑えるための会議と、採択された条約のこと。 第一次世界大戦終結後、戦争の教訓を元に戦勝国は争うよう...用 語
その他の艦船迅鯨【迅鯨型潜水母艦 一番艦】 起工日 大正11年/1922年2月16日 進水日 大正12年/1923年5月4日 竣工日 大正12年/1923年8月30日 退役日(沈没) 昭和19年/1944年10月10日 (十・十空襲) 建 造 三菱長崎造船所...その他の艦船
駆逐艦吹雪【吹雪型駆逐艦 一番艦】 「特型駆逐艦」を簡潔に説明するなら、 1.火力が「睦月型」の5割増し(12.7cm連装砲A型3基搭載) 2.凌波性が格段に向上し、外洋航行能力を獲得⇒立派な水雷戦力に 3.38ノット性能ながら、公試で39ノットを数多く記録 他にも露天艦橋が密閉型になり、波が飛び込んでくる心配がなくなった、また医務室や冷蔵庫も完備されるなど、艦内環境も大幅に改善されました。駆逐艦
駆逐艦駆逐艦の歴史を変えた特型駆逐艦のすごさとは 日本は「江風型」を区切りに独自の駆逐艦設計へ大きく踏み出しました。そこから「峯風型」「神風型」「睦月型」と着実に能力を向上させ、「睦月型」では12cm単装砲4基に加えて61cm三連装魚雷発射管を2基搭載し、世界最強クラスの武装を持った駆逐...駆逐艦
軽巡洋艦川内【川内型軽巡洋艦 一番艦】 5,500t級軽巡洋艦最後の登場となった「川内型」は、帝国海軍の軽巡洋艦の真打ちと言ってもいい存在でした。 何しろ建造予定は「長良型」よりも多い8隻。 設計も、かなり似ていた「球磨型」と「長良型」とは違い、「川内型」は違いがはっきりしています。軽巡洋艦
重巡洋艦妙高【妙高型重巡洋艦 一番艦】Myoko【Myoko-class heavy cruiser First】 「古鷹型」と「青葉型」を相次いで建造した日本ですが、もちろん米英が対抗して大型巡洋艦の建造に踏み切ることは予測していました。 なので、日本もこの4隻で満足せず、より強力で大型な巡洋艦の建造へと移ります。 そこで生み出されたのが、【妙高】をはじめとする「妙高型重巡洋艦」です。 【妙高】はなんといっても火力重視の重巡で、これまでの6門から一気に10門まで主砲数を増やしています。重巡洋艦
重巡洋艦加古【古鷹型重巡洋艦 二番艦】Kako【Furutaka-class heavy cruiser Second】 日本では5,500t級の最終型である「川内型巡洋艦」の一番艦【川内】が大正11年/1922年2月に起工間近となっていました。 しかし「川内型」では依然アメリカの巡洋艦の力には及びませんでした。 そんな中で2月6日に「ワシントン海軍軍縮条約」が締結、これによって本来予定されていた四番艦【加古】の建造は艦隊計画の全見直しのために中止となってしまいました。重巡洋艦
重巡洋艦古鷹【古鷹型重巡洋艦 一番艦】Furutaka【Furutaka-class heavy cruiser First】 「ワシントン海軍軍縮条約」の締結によって新型巡洋艦の必要性は一気に戦艦級にまで高まります。 巡洋艦の制限は、基準排水量1万t以下、主砲口径5インチ以上8インチ以下。 これにより、主砲を最大の20cmとし、計画基準排水量7,100tで、海軍の理想とする巡洋艦「古鷹型(当時加古型)」の建造が11~12月に始まったのです。重巡洋艦