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1/700 艦NEXT 大和 その3
(大和製作 その①)

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3-1.各パーツの確認

いよいよ【大和】の製作へ移ります。
最初は説明しながらになりますが、パーツが違うだけでやることは一緒ですから、途中からは結構すっ飛ばしています。

※プラモデル製作が初めての方は先に以下のページの確認をおすすめします。

1/700 艦NEXT 大和 その0 (初めてプラモデルを造る人へ)

さて、開封前に私のプラモスキルと製作環境について説明いたします。

  • プラモ初製作:2015年の秋ごろ ピットロードのフルハル睦月※1
  • 当人のレベル:完成させることはできる。仕上がりはぱっと見問題なくても部分部分が雑。プラスアルファの加工は不可能。
  • 頭も手も不器用で、展開図などがめちゃくちゃ苦手 製作時間すごい使う
  • 最初は筆塗りから、途中でエアブラシ購入※2

こんな感じです。
初心者の方がやり続けたら、近いうちに到達できる通過点レベルです。
だから以下の内容でおかしなところがあっても文句言わないで、許して。

※1 フルハルモデル:艦底部分まで含めた、船全体の姿が製作できるモデル。
これに対して艦底部分を取り除き、海に浮かんでいる時に実際に見れる姿を模したものを洋上モデルという。洋上モデルはメーカーによって異なるが、大半がウォーターラインモデル、フジミはこれをシーウェイモデルと呼ぶ。呼び方が異なる理由は割愛。

※2 エアブラシと塗装ブースは以下を使用。

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ではさっそく箱を確認しましょう。
堂々とした【大和】の姿はやはり圧巻です。

側面にもいろいろ謳い文句と写真が掲載されていますね。
この「艦NEXT」栄えある第一号の【大和】は「レイテ沖海戦」後の最終形態のものです。
なので機銃がてんこ盛りです、真ん中下の写真がそのアップになります。
この機銃製作だけで結構時間を使います。

通常のプラモデルだとデカールシール※3が使われますが、この「艦NEXT」はこのシールも一般的なシールを用意してくれています。
デカールシールってそのマーク周辺の余分な部分を切り取らないとちょっと大きいので、繊細なカッティングが必要で苦手です。

※3 デカールシール:水に浸すと台紙から剥がれ、水が乾くと張り付くシール。

艦底部分です。
通常のプラモデルでも左側のスクリューや舵が設置される場所には穴が開いているので、これだけでは「艦NEXT」っぽさは感じられません。

舷側部分です。
これも特筆すべき点はないですね。

1つ前の舷側のパーツを取り付ける船体の基礎部分です。
右下に46cm三連装砲塔が1つ見えます。

中心に煙突部分が見えます。
よく見るプラモデルパーツっぽいのがずらりと並んでいますが、これら全てが塗りも不要、接着も不要ということですから凄いですね。

艦首部分、艦尾部分、そして航空機設備部分です。
【大和】の床だとこの3ヶ所だけが鼠色、他はすべて木甲板となります。

その木甲板ですが、通常は中心にある茶色のパーツを使います。
ですが今回私はグレードアップパーツとして、よりリアリティーのある木甲板シール(別売)を使用することにいたします。
作業説明に支障が出るほどのパーツではありません。

細かいパーツその1。
プラモデルの醍醐味かつ難関な部分です。

細かいパーツその2。
左上の袋には機銃関連のパーツがびっしりと詰まっています。
こんなに使うの?と思うでしょ、めっちゃ使います、ほとんど余りません。

3-2 大和 製作その①(大きなパーツで慣れよう)

あくまで管理人の製作工程です。
手段、方法、流れなど、すべてこれが正しいと思わないでください。
プラモデルを始めたばかりの頃は、私は「習うより慣れよ」だと思っています。
プラモデルは自分のやりやすい方法を見つけるものですから、以下の内容にしっかり沿う必要はありません。

さて、まずは大きな部品から手を加えていきましょう。
基本的な部分は「その0」で説明しておりますので、以降はそこで説明している部分は省いていきます。

大きな部品は結構雑にカットしてもパーツに影響が出にくいので、特に初めての方はこの部分のカットでナイフとニッパーの使い方、使い分けを考えてください。

さて、上から艦底、舷側、そして裏で舷側をつなげるパーツとその他です。
これらを分解していきましょう。

※細かいパーツの場合、何も考えずにニッパーで切ると衝撃がパーツに溜まって変形する場合があります。場合によってはデザインナイフでゲートを切断することも検討してください。

慣れるまでは欲張らずに、このようにゲートが残るようにニッパーで切断したほうがいいです。

できればニッパーでこれぐらいまでバチンと切断できればいいですが、パーツの形状などもあって毎回こういうわけにはいきません。
小型のパーツになるとスペースや持ち手の問題もありますから臨機応変に。
パーツを壊すとおしまいですので、大小問わずパーツの扱いは慎重に。

ニッパーでは切れないぐらいまでランナーが小さくなったら、できるだけ水平にデザインナイフを入れてカット。
最後のほうは刃先で削るようにしていきましょう。

デザインナイフでの削り取りが終わったら、紙やすりがある場合は削ります。
片手で撮影してるので紙やすりを当てている場所がおかしいですが気にしない。

そこまで細かな数字の紙やすりでなくてもいいです(600~1000ぐらい?)。
ちなみに紙やすりはこのように紙のままで使うのではなく、平らな木の板などに巻き付けて使うとかなり便利です。

パーツを整形して片方の舷側を取り付けてみました。
この部分は通常のプラモデルでも穴に突起を差し込みますが、接着剤がないとすぐに外れてしまいます。
しかし「艦NEXT」はカチッとはまり、ちょっと引っ張るぐらいでは外れません。

もう片方も仕上げて取り付けてみると、なぜか艦首側に大きな隙間ができました。
突起が穴に入り切っていないのかと力を入れてみても変わりがありません。
さて、原因は何でしょうか。

緑丸が付けたしたものです。
実物のパーツにはあるものが、説明書にはありません。
なんじゃこれ?

これは樹脂だまりというものらしいです。
何か意味があったような気がするんですが、覚えていません(パーツ切るときに割れにくいようにする?)。
テキトーですみませんが、とりあえず組み立てには不要なものなので切断してしまいましょう。

このように、パーツのアルファベットと番号だけでなく、形状が同じかどうかの確認もしたほうがいいでしょう。
細かなパーツだと、必要か不必要かがわからないまま取り付けてしまう場合もありますので注意しましょう。

無事ほぼピッタリに収まりました。
若干の隙間は「艦NEXT」なら許容しなければならない範囲です。

この部分を埋める、また合わせている部分のつなぎ目などを消すには、接着剤や溶きパテなどの道具が必要になってきます。
合わせ目についてはそれほど難しくないですが、今回は接着剤は使用しないのでこれでOKとします。

これで舷側を無事に取り付けることができました。
実は「艦NEXT」の場合はこの作業の繰り返しと言っても過言ではありません。
あとはパーツの大小と組み合わせだけです。
次のページからはサクサク進めてまいります。

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