ミッドウェー海戦 | ミッドウェー海戦 |
戦闘参加戦力
大日本帝国 | 連合国 |
第一機動部隊(司令長官:南雲忠一中将) | 第17任務部隊 |
・第一航空戦隊 | (司令官:フランク・J・フレッチャー少将) |
航空母艦【赤城】 | ・第2群(司令官:ウィリアム・W・スミス少将) |
航空母艦【加賀】 | 重巡洋艦【アストリア】 |
・第二航空戦隊(司令官:山口多聞少将) | 重巡洋艦【ポートランド】 |
航空母艦【飛龍】 | ・第4群(司令官:ギルバート・C・フーバー大佐) |
航空母艦【蒼龍】 | 第2駆逐戦隊 |
・第八戦隊(司令官:阿部弘樹少将) | 駆逐艦【ハムマン】 |
重巡洋艦【利根】 | 駆逐艦【アンダーソン】 |
重巡洋艦【筑摩】 | 駆逐艦【グウィン】 |
・第三戦隊第二小隊 | 駆逐艦【ヒューズ】 |
戦艦【榛名】 | 駆逐艦【モリス】 |
戦艦【霧島】 | 駆逐艦【ラッセル】 |
・第一〇戦隊(司令官:木村進少将) | ・第五群(司令官:エリオット・バックマスター大佐) |
旗艦:軽巡洋艦【長良】 | 航空母艦【ヨークタウン】 |
第四駆逐隊(司令:有賀幸作大佐) | 第16任務部隊 |
駆逐艦【嵐】 | (司令官:レイモンド・A・スプルーアンス少将) |
駆逐艦【野分】 | ・第2群(司令官:トーマス・C・キンケイド少将) |
駆逐艦【萩風】 | 第6巡洋戦隊 |
駆逐艦【舞風】 | 重巡洋艦【ミネアポリス】 |
第十駆逐隊(司令:阿部俊雄大佐) | 重巡洋艦【ニューオーリンズ】 |
駆逐艦【風雲】 | 重巡洋艦【ノーザンプトン】 |
駆逐艦【夕雲】 | 重巡洋艦【ペンサコラ】 |
駆逐艦【巻雲】 | 重巡洋艦【ヴィンセンス】 |
駆逐艦【秋雲】 | 軽巡洋艦【アトランタ】 |
第十七駆逐隊(司令:北村昌幸大佐) | ・第4群(司令官:アレキサンダー・R・アリー大佐) |
駆逐艦【磯風】 | 第1駆逐戦隊 |
駆逐艦【浦風】 | 駆逐艦【フェルプス】 |
駆逐艦【浜風】 | 駆逐艦【ウォーデン】 |
駆逐艦【谷風】 | 駆逐艦【モナハン】 |
油槽艦【東邦丸】 | 駆逐艦【エイルウィン】 |
油槽艦【極東丸】 | 駆逐艦【バルチ】 |
油槽艦【日本丸】 | 駆逐艦【コゥニンガム】 |
油槽艦【国洋丸】 | 駆逐艦【ベンハム】 |
油槽艦【神国丸】 | 駆逐艦【エレット】 |
油槽艦【日郎丸】 | 駆逐艦【モーリー】 |
油槽艦【豊光丸】 | ・第5群(司令官:ジョージ・D・マーレ大佐) |
油槽艦【第二共栄丸】 | 航空母艦【エンタープライズ】 |
航空母艦【ホーネット】 | |
以下次項にて作戦参加艦艇(非戦闘艦艇)の紹介 | 第16任務部隊 給油群 |
駆逐艦【デューイ】 | |
駆逐艦【モンセン】 | |
艦隊給油艦【シマロン】 | |
艦隊給油艦【プラット】 | |
その他潜水艦部隊、ミッドウェー島守備隊 | |
(一部未確認情報あり) |
その他日本の作戦参加戦力
連合艦隊(司令長官:山本五十六大将) |
・第一戦隊:【大和】【長門】【陸奥】 |
・第三水雷戦隊:旗艦【川内】 |
第十一駆逐隊:【吹雪】【白雪】【初雪】【叢雲】 |
第十九駆逐隊:【磯波】【浦波】【敷波】【綾波】 |
・空母隊:【鳳翔】【夕風】 |
・特務隊:【千代田】【日進】 |
・油槽艦:【鳴門丸】【東栄丸】 |
第一艦隊(司令長官:高須四郎中将) |
・第二戦隊:【伊勢】【日向】【扶桑】【山城】 |
・第九戦隊:【北上】【大井】 |
・第二十四駆逐隊:【海風】【江風】 |
・第二十七駆逐隊:【夕暮】【白露】【時雨】 |
・第二十駆逐隊:【天霧】【朝霧】【夕霧】【白雲】 |
・油槽艦:【さくらめんて丸】【東亜丸】 |
第二艦隊(司令長官:近藤信竹中将) |
・第四戦隊第一小隊:【愛宕】【鳥海】 |
・第五戦隊:【妙高】【羽黒】 |
・第三戦隊第一小隊:【金剛】【比叡】 |
・第四水雷戦隊:旗艦【由良】 |
第二駆逐隊:【五月雨】【春雨】【村雨】【夕立】 |
第九駆逐隊:【朝雲】【峯雲】【夏雲】【三日月】 |
航空母艦【瑞鳳】 |
・油槽艦【健洋丸】【玄洋丸】【佐多丸】【鶴見丸】 |
・第七戦隊:【三隈】【最上】【熊野】【鈴谷】 |
・第八駆逐隊:【朝潮】【荒潮】 |
・第二水雷戦隊:旗艦【神通】 |
第十五駆逐隊:【親潮】【黒潮】 |
第十六駆逐隊:【雪風】【時津風】【天津風】【初風】 |
第十八駆逐隊:【不知火】【霞】【陽炎】【霰】 |
・油槽艦【あけぼの丸】 |
・第一一航空戦隊:【千歳】【神川丸】【早潮】【第35号哨戒艇】【明石】 |
・ミッドウェー諸島守備隊 |
・油槽艦【日栄丸】 |
第六艦隊(司令長官:小松輝久中将):旗艦【香取】 |
・第八潜水戦隊:潜水母艦【愛国丸】【報国丸】他潜水艦8隻 |
・第三潜水戦隊:潜水母艦【靖国丸】他潜水艦6隻 |
・第五潜水戦隊:潜水母艦【りおで志゛やねろ丸】他潜水艦9隻 |
※こちらは要点だけを捉えた紹介となります。
特にアメリカの目線や状況は殆ど入っておりません。
時間の前後がありますがご了承ください。
人事を尽くして天命を受く ドーントレスの逆襲
【SBD ドーントレス】を率いるクラレンス・マックラスキーは、果ての見えぬ飛行を続けていた。
発艦の時の情報は「この方向にまっすぐ飛べば敵が見つかる」とだけ。
しかし予定された場所には4隻の空母は全く見当たらない。
マックラスキーはどこかで空母が変針したと考えた。
ならば、どこへ向かったか。
ここを間違えると、燃料切れで戻るしかない。
見当たらない雷撃機はすでに【零式艦上戦闘機】と戦闘の末ほとんどが撃墜されており、また無線も制限されていたために進路は彼の勘頼みとなった。
そして彼が出した結論は、北西。
アメリカにはあらゆる幸運が転がってきたが、マックラスキーの決断はアメリカにとってこの戦い最大の天佑であったことは間違いない。
なぜなら、寸分違わず南雲機動部隊が退避した方向へ彼らは向かっていったからである。
命中こそなかったものの、空襲と転舵によって機動部隊の武装換装はまだまだかかりそうだった。
一航戦の艦攻は10時半頃の発艦予定、二航戦の艦爆はそれ以上の時間がかかるようである。
この直前の【ヨークタウン】の雷撃隊による攻撃はこれまでの戦いよりも苦戦を強いられた。
この中には「珊瑚海海戦」を戦った猛者も含まれており、いくら【TBD】の性能が低めだと言っても、飛行技術はこれまでの空襲とはレベルが違った。
おかげで直掩機は全て【TBD】撃墜のために低空に張り付いており、上空は完全にがら空きとなっていた。
彼らは雲を隠れ蓑としてグングンと迫ってくる。
10時18分、【利根】から「左四一度高度五度に敵飛行機認む」と発光信号を送っているが、これは誰の目にも映らなかった。
皆撃墜されていく【TBD】と【零戦】の活躍を見物していたのだ。
【利根】が高角砲を放っていることすら気づかずに。
10時23分、マックラスキー率いる【エンタープライズ】艦爆隊が上空から弓矢のように一直線に南雲機動部隊に急降下した。
上空には1機の【Zero】もいない、1発の対空射撃もない。
まさに僥倖、天佑。
神は我々を見放さなかった!
この時艦隊は度重なる空襲と魚雷回避の転舵によって陣形が乱れており、互いの補助を行うのはほぼ不可能だった。
各々自艦の周辺で起こっていることだけの確認しかできず、【加賀】に迫りくる死期は誰一人悟ることができなかった。
「敵艦爆機直上!」
遅すぎる報告であった。
彼らの爆撃はこれまでの空襲とは比べ物にならない優秀なものであった。
先陣を切った3機の爆撃はわずかに逸れて至近弾となったが、アーク・ギャラハーの投下した4発目はついに待望の直撃弾を与えたのだ。
甲板後部に直撃した450kg爆弾は飛行甲板を貫いた。
付近には12.7cm高角砲が左右計5基あったが、これらの弾薬に誘爆し、さらには格納庫にも炎が襲いかかって大爆発を起こした。
格納庫では現在換装中であり、魚雷と爆弾がゴロゴロ転がっていた。
続いてもう1発の直撃があり、さらに3発目の爆弾は艦橋わずか20メートルの距離に命中。
付近には航空機用ガソリンを搭載した5t給油タンク車が止まっており、これに引火したために【加賀】は艦橋も甲板も爆風と火焔に食い尽くされる。
この直撃によって岡田次作艦長ら、艦橋にいたものは皆戦死した。
当然ながら艦内は阿鼻叫喚の地獄と化している。
【加賀】は最終的に至近弾4発、直撃弾5発という、沈没必定とも言える被害を負った。
さらに【加賀】には【米ナーワル級潜水艦 ノーチラス】の魚雷が迫っていた。
だが【ノーチラス】の放った魚雷3本のうち2本は外れ、土手っ腹に命中した1本も不発に終わっている。
この【ノーチラス】は【萩風】の爆雷によって追い払われた。
【加賀】だけではない。
【蒼龍】と【赤城】にもほぼ同時刻に【SBD】が襲いかかっていた。
【蒼龍】攻撃を仕掛けたのはマックラスキー率いる艦爆隊ではなく、【ヨークタウン】から飛び立ったマックス・レスリーが率いる艦爆隊である。
期せずしてこの2つの艦爆隊はほぼ同時刻である10時24分に、しかも別の方向から南雲機動部隊に対して奇襲を仕掛けることができた。
彼らが飛行する場所は雲が少なく、高度6,000mという高さを利用して南雲機動部隊を探し回っていた。
そこへ飛び込んできた「魚の群れのよう」な主力部隊、そして周囲にはやはり驚異の【Zero】は1機も見当たらない。
レスリーは【蒼龍】(彼は【加賀】だと思い込んでいた)に向かって17機を突進させる。
【蒼龍】の甲板にはすでに航空機が並べられていて、プロペラが回っていた。
彼らを発艦させる訳にはいかない、一撃で決める。
レスリーは自身の発艦後に誤って爆弾を投下させてしまっていたが、切り込み隊長として機銃掃射をしながら【蒼龍】に突撃した。
そして後続のポール・ホームバーグが操縦する【SBD】の爆弾が初弾で見事前部エレベーターと中部エレベーターの間あたりに命中した。
【蒼龍】は続く2発目、3発目を受けてさらに大爆発を引き起こす。
いずれもエレベーター付近で火炎は格納庫に蔓延し、やはり換装用の魚雷に誘爆して管内部を破壊し尽くした。
【蒼龍】は【赤城・加賀】と違って頑丈とは言い難い。
炎が【蒼龍】を包み込み、絶え間なく続く爆発。
乗員は決死の消火活動に当たるも、総員退去は時間の問題であった。
煙の隙間から見える【加賀】もまた、爆炎に覆われていた。
そして【赤城】。
【赤城】に突入してきたのはマックラスキーの艦爆隊との連携を取りそこねた3機だったが、彼らもまた完全に無防備な【赤城】に奇襲を仕掛けることに成功する。
【赤城】は【TBD】撃墜ショーの後に不意に起こった【加賀】被弾の姿を追うあまり、自艦の守備を完全に怠っていた。
「あれ、当たるぞ!」
【赤城】の甲板にも【零戦】が並べられていて、急遽発艦直前だった1機だけ発艦することができたが、彼は迎撃というよりも脱出と言っても良かった。
発艦直後、1発目が甲板中央部付近に直撃し、飛行甲板を貫いて格納庫で炸裂。
【加賀】同様、格納庫の魚雷と爆弾が次々と誘爆して大爆発を起こした。
2発目は艦橋付近の舷側でギリギリ直撃を免れたが、3発目は後部左舷に直撃した。
※1発目、2発目は逆の可能性も高い。
【加賀】に比べて被弾数は少なかったが、【赤城】はこの空襲で生ける屍となった。
元戦艦【赤城】の船体はまだまだ元気ではあったが、機関科員は流れ込んできた炭酸ガスに殺され、さらに舵も故障してしまう。
足・腰・手の神経を切断された空母にもはや仕事はない。
南雲は当初【赤城】とともに散るつもりであったが、【飛龍】が健在である中、まだ南雲の仕事はあると説得されて【長良】へ将旗を移している。
【赤城】には艦長の青木泰二郎が残った。
【赤城】の艦爆パイロットであった後藤仁一は、一発目の被弾直後に艦橋内に逃げ込んだ際、近くにいたベテランの千早武彦と山田昌平両分隊長の姿についてこう証言している。
「人間は極限状態になると、不思議な反応をするんですね。勇猛で知られる千早大尉も山田大尉もなぜかへらへら笑っているんですね。後ろを向いてへらへら笑うのを見て、私は思いがけない不思議な光景を見ていると感じておりました。」
この間わずか6分。
南雲機動部隊は、【飛龍】を残すのみとなった。
全機今ヨリ発進 敵空母ヲ撃滅セントス
【赤城】は19時25分に青木艦長が、【加賀】は16時23分に飛行長天谷孝久が、そして【蒼龍】は被弾からわずか20分後の10時45分に柳本柳作艦長が総員退艦命令を下す。
世界最強の第一機動部隊は10分経たずして3隻が壊滅した。
山本五十六が、連合艦隊が夢想したミッドウェー島攻略作戦は瓦解したも同然だったが、このままおめおめと引き下がる訳にはいかない。
まだ山口多聞と加来止男のコンビが操る【飛龍】が残っている。
彼らは連合艦隊の中でも癖の強い存在ではあったが、実力は誰もが認めるものであった。
唯一とはいえ、【飛龍】という希望がまだ小さくも強い輝きを放っていたのである。
だが、情けないことにこれ以降の戦いはほぼ山口・加来に任せきりであり、南雲ら一航艦はほぼ戦いに関与していない。
安全な椅子の足が折れた後に自力で立つことすらできなかったのである。
そして連合艦隊もまた、ただ地団駄を踏むだけで有益な決断などはしていない。
無理もない、彼らにできることはなく、またあまりにも遠すぎた。
敵機動部隊へ向けての第一次攻撃部隊の【九九式艦上爆撃機】の整備はほぼ完了した。
この時日本が考える敵空母の戦力は【エンタープライズ、ホーネット】の2隻。
相手が2隻であればまだ戦える。
【SBD】の奇襲は素晴らしかったが、我らが【九九式艦爆、九七式艦上攻撃機】の実力であれば刺し違えることは可能だと確信していたのである。
まさか【ヨークタウン】が戦場に現れているなんて夢にも思っていない。
第三の空母が【ヨークタウン】であることは、墜落したアメリカ航空機から救助した捕虜の証言によって初めて明らかになったのである。
11時0分、艦爆18機、【零戦】6機が発艦。
すでに【利根・筑摩】から索敵の水偵が発進しており、やがて【筑摩】5号機は【利根】4号機が発見した場所に到達する前に敵空母を発見した。
この時発見したのは【ヨークタウン】とそれを輪形陣で取り囲む艦隊であった。
【筑摩】5号機はすぐさま航路と空母の位置を報告したが、しかし艦爆を率いたベテランの小林道雄は結果的に迂回経路をとっている【筑摩】5号機の誘導に従わず、帰還する敵艦爆を追いかけるという直線的なルートを採用した。
この選択は彼らにとって不幸だった。
ちょうど向こうから【飛龍】撃沈のために空母から発艦した【TBD デヴァステーター】6機が向かってきた(と思い込んだ)。
虎の子の【飛龍】を沈められてたまるものかと考えた【零戦】の重松康弘は、艦攻の護衛よりもこの【TBD】の撃墜を優先するために急遽彼らを追い始めた。
しかし彼らの正体は重鈍な【TBD】ではなく、先程【加賀】を爆撃して母艦【エンタープライズ】を探しているところであった【SBD】だったのだ。
彼らは【TBD】よりも身軽で、しかも後部機銃を2挺備えている。
そして【零戦】は彼らに対して撃墜どころか被弾をしてしまい、また銃弾を撃ち尽くして2機が戦線を離脱してしまった。
小林隊は山口が可能な限りの戦闘機をつけるように指示をしたその護衛を失ってしまう。
この【零戦】離脱は大きな被害をもたらした。
小林隊はレーダーをかいくぐるために低空飛行を続けていたが、いざ見つかってしまうと一度上空へ上る必要がある急降下爆撃は敵の対応の時間を否応なく作ってしまう。
そして【F4F ワイルドキャット】に艦爆が次々と撃墜されていく。
つい先程まで日本は空母の上からその姿を見ていた。
護衛のない艦爆、艦攻の末路は悲しいものである。
追いすがる重松の目には火を噴いて墜落していく艦爆の姿が否応なく映る。
彼の心境やいかに、遮二無二4機の【零戦】が空戦に乱入した。
しかしいかに【零戦】と言えども、直掩機20機で待ち構えていた【ヨークタウン】の【F4F ワイルドキャット】相手には分が悪すぎた。
【ヨークタウン】はもともと直掩機を12機残しており、さらに【エンタープライズ、ホーネット】から4機ずつの補充を送ってもらっていた。
これにより艦爆に続いて【零戦】も1機また1機と撃墜され、ついには重松だけが戦場に残された。
だが小林達は【飛龍】が誇る精鋭のパイロットである。
全機爆撃もなく撃墜されるなどという恥辱があるわけもなく、12時頃から突撃した艦爆隊は【ヨークタウン】に向けては3発もの爆撃に成功している。
この爆撃によって缶室は破壊され、ボイラーも6基のうち2基を完全に破壊、計5基が停止した。
他艦内のいたるところで火災が発生し、【ヨークタウン】はほぼ機能を停止させた。
暫くの間は。
幻惑の3隻目 不死身のオールド・ヨーキィの最期
【ヨークタウン】に大きな被害をもたらし、反撃の糸口を掴んだ日本。
しかし攻撃の手数は圧倒的に不足していた。
ミッドウェーの空襲による被弾機があまりにも多いのだ。
多少の修復で事なきを得た機を含めても、第二次攻撃に参加できるのは【零戦】6機、艦攻10機のみである。
そしてこれらを率いる友永丈市の【九七式艦攻】もまた、左翼燃料タンクが撃ち抜かれており、修復には半日はかかるという見通しであった。
友永には別の艦攻が充てがわれたが、友永は攻撃機が1機減ることを良しとせず、この左翼タンクが使えない艦攻の操縦桿を握ると言い切った。
燃料が半分では、戻ってくることは不可能である。
「片道燃料さえありゃあ、充分さ」
彼は死ぬ気であった。
(応急処置はされたようだが、それでも完全復旧に至るほどではなく、やはり攻撃に参加した以上、生還は難しかったと推測される。)
一方で、攻撃目標については炎上中の空母を、たとえ撃沈はできずとも相当の被害を、それこそ「珊瑚海海戦」で【ヨークタウン】に与えた程度の被害をもたらしたであろうと推測。
さらに【筑摩】5号機より2隻目の無傷の敵空母の発見の報告があり、次なる目標はこの被害を受けていない空母となった。
しかしやがて、信じがたい情報を得る。
11時40分。
「三部隊が南北約10海里に散開中」
3隻?
空母が3隻いるのか!?
いま太平洋に進出している空母は【エンタープライズ、ホーネット、ヨークタウン】の3隻のはず。
そのうち【ヨークタウン】は到底修復できない被害を与えた。
ならば残りの1隻の正体は。
言っても始まらぬ、とにかく敵空母の攻撃力を削ぐのみ。
この事態において新たに現れた不穏分子に不安がないわけではないが、山口は第二次攻撃隊の出撃準備を急がせた。
(報告を受けた11時40分は日本が【ヨークタウン】に攻撃をしかける前である。)
一方【ヨークタウン】では懸命の修理作業が行われていた。
日本のようにあちこちに爆弾や魚雷が転がっていたわけではないが、それを差し引いて余りある復旧速度である。
旗艦は【米ニューオーリンズ級重巡洋艦 アストリア】へ引き継いだが、甲板の火災は迅速に消火、わずか20分後には発着艦可能となる。
艦内の消火も日本と違い電源が生きていたことから各所で素早く済ませ、誘爆の恐れがあるところはすぐに遮断、さらに懸案事項であるボイラーについては故障の5基中4基の復旧に成功した。
これで速度は17ノット、さらには20ノットにまで回復。
【ヨークタウン】は中破から2時間足らずで小破状態まで復旧に成功した。
傾斜もしていない、速度も巡航速度付近、火災なし、破孔なし。
即ち、外見上『無傷』の空母である。
13時31分、第二次攻撃隊発艦はじめ。
【筑摩】5号機の誘導に沿って敵空母へ決死のフライトが始まった。
だが、やがて【筑摩】5号機は撃墜されたのか音信不通となってしまい、攻撃隊は新しい情報を得ないまま予測される進路へ向けて突き進んだ。
一方で、第二次攻撃隊発艦後に収容された第一次攻撃隊のほうほうの体たるや、【飛龍】乗員を愕然とさせたであろう。
帰還機は艦爆5機、【零戦】1機、さらに途中で引き返した【零戦】2機のみ。
敵艦隊が敷いている輪形陣防禦が強固であり、四方八方から放たれる機銃掃射によって甚大な被害を受けていた。
さらなる攻撃隊の編成をもくろんでいた山口にとって、艦爆5/18、【零戦】3/6という数字が突きつけられる。
14時半頃、報告を受けていた南東方向へ飛行していると1隻の空母が確認できた。
しかし報告を受けていたよりも早い発見である。
あれが第一次攻撃隊が攻撃した空母だろうか。
だが事前の報告では空母は大炎上していると聞いているが、あの空母はどうだ、見た様子被害があるようには見えない。
なれば、次なる目標はこの空母である。
第二次攻撃隊は、友永は墓標をこの空母に突き立てる決心をし、攻撃隊は散開。
艦攻はその役割と攻撃方法から敵迎撃に対してほとんど為す術がない。
しかしやらねばならぬのだ。
数少ない【零戦】の護衛を受けて、友永隊が【ヨークタウン】に突撃した。
迎え撃つアメリカは再びの敵襲をやはり急降下爆撃だと考え、友永隊に最も近かった【F4F ワイルドキャット】は高度を上げてしまう。
だが日本は艦爆を持たない攻撃であったので隙きが生まれ、友永隊はほんの少しだけ突破口を見出した。
後を追う【F4F ワイルドキャット】に対して1対1なら負けない【零戦】が機銃を撃ち込み、1機、2機と撃墜していく。
そして挟撃態勢に入った友永隊は、左右から魚雷投下態勢に入った。
あと1秒、あとコンマ5秒、早く投下したい、しかし早すぎてはダメだ、しかし遅すぎると撃墜される。
この瞬間のせめぎ合いと戦いながら、友永丈市はついに被弾し、バランスを失う。
だが彼は墜落寸前、死ぬ寸前に魚雷を投下し、最期の最期までアメリカに牙を向いたのだ(投下成功せずという可能性も残る)。
彼の艦攻は【ヨークタウン】直撃すれすれで海面に激突した。
しかし友永の魚雷含め第一中隊は決死の攻撃も叶わず全発命中せず。
魚雷が外れた理由は、悲しいかな、爆撃の成果による最大速度の低下であった。
即ち、思ったより空母の速度が出ておらず、魚雷が【ヨークタウン】の前方を次々とかすめていったのである。
だが続く第二中隊の友永隊次席指揮官であった橋本敏夫の放った魚雷がついに【ヨークタウン】の左舷船体にめり込んだ。
高々と水柱が上がり、橋本機に続いていた残りの3機の魚雷もぐんぐん【ヨークタウン】に迫っている。
そして40秒後にほぼ同じ場所に吸い込まれるように2発目の魚雷が命中。
ここはボイラー室付近で、復旧させたばかりのボイラー室が徹底的に破壊された。
海水が一気に流れ込み、ボイラーや電源は完全に機能停止、傾斜26度で航行不能となった。
これで2隻目の空母も仕留めたのである(と日本は思っている)。
14時55分、エリオット・バックマスター艦長は(のちに「判断が早すぎる」とも言われる)総員退艦命令を下す。
これでようやく日本は敵空母3隻のうち1隻を戦力からはじき出したのである。
この後、【ヨークタウン】はしかしなかなか沈まずに1日が経過。
アメリカは【ヨークタウン】を掃海艦と駆逐艦だけで曳航するという強行策をとるが、曳航前にその存在を確認して付近を潜水していた【伊168】が、敵の厳しい警戒をかいくぐって見事撃沈に成功している。
落日の空襲 飛龍被弾
友永隊の一矢報いる反撃によって【ヨークタウン】は致命傷を負った。
これで残るは1隻、我が第二航空戦隊未だ健在なり。
この攻撃の成果で、山口らは最初の艦爆隊による空襲で【エンタープライズ】を、今の艦攻隊による雷撃で【ヨークタウン】を攻撃したと考えた。
しかし何度も記載しているが、これらの攻撃はすべて【ヨークタウン】に集中しており、【エンタープライズ、ホーネット】は全く被害がない状態である。
【ヨークタウン】が攻撃を受けている頃、その【ヨークタウン】から発艦した【SBD】が退避していた【飛龍】らを再び発見。
次の攻撃のタイミングを黙してじっと待ち続けたレイモンド・スプルーアンスは、この報告を受けて発艦準備を進めさせた。
今度の攻撃は生き残った【飛龍】の息の根を止める重要な攻撃だったが、今回もまた、直掩機のない状態での無防備な攻撃となった。
【エンタープライズ】所属の機はすでにかなりの数を失っていて、今回出撃する【SBD】24機もうち14機が【ヨークタウン】所属のものであった。
15時50分、【エンタープライズ】から続々と【SBD】が発艦する。
一方【飛龍】では攻撃を終えた友永隊が戻ってきていた。
友永丈市はもういない、橋本は帰還後すぐに第三次攻撃の編成に入った。
だが、事態は窮している。
なにせ第二次攻撃の段階でも戦力不足は否めなかったのである。
【赤城】に対して使用可能な航空機を【飛龍】に送るように信号を送ったが、すでに【赤城】からはパイロットが駆逐艦へ移乗されているところで、この願いは叶わなかった。
最終的に準備できたのは、艦爆5機、艦攻4機、【零戦】10機。
上空の直掩機は最小限にまで絞られた。
この少ない攻撃隊の成功率、生還率を少しでも上げるため、第三次攻撃は薄暮攻撃となった。
即時攻撃をすべきという逸る気持ちと、この2度の攻撃での生還率の悪さのせめぎあいの結果、加来は後者を選んだ。
即時攻撃なら16時半頃発艦の予定だったが、薄暮攻撃では18時発艦と決まる。
この1時間半は、【飛龍】最後の攻撃の機会を左右した。
この頃、見張員の目は充血しきって真っ赤っ赤だったようである。
6月5日になってから彼らは少しずつ交代をしながらも大型双眼鏡に目を貼り付けており、特に日が昇っている間は日光で目が焼かれてしまう。
これが回復するのには2、3日はかかったと言われる。
ここでも人事異動の弊害があり、新米の見張員の耐久時間は短く、自然とベテランが短時間で駆り出されるようになっていた。
日没まであと2時間。
艦内では18時発艦の前におにぎりが配られていた。
これが最後の米になる、そう思いながら皆頬張った。
一方で、彼らの発艦の前に【十三試艦爆】が再び索敵に出る準備に入っていた。
【十三試艦爆】は無線機故障で通信こそできなかったが、【筑摩】5号機同様敵空母群の索敵に成功しており、その性能はこの戦いで証明されていた。
【利根・筑摩】からは再び索敵機が発射されていたが、【十三試艦爆】とは特に速度が段違いである。
彼の役割は最後に敵の懐に一太刀を入れる上で非常に重要であった。
だが、その役割は発艦直前に断ち切られた。
17時1分、「敵急降下爆撃機、直上!」との叫び声が見張指揮所から轟く。
【加賀】を仕留めたギャラハーが再び攻撃隊を率いて【飛龍】撃沈のために突入してきたのである。
夕陽を背にやってきた彼らを、目が焼けてしまった見張員は発見することができなかった。
この時到着するやいなや攻撃を仕掛けたのではなく、15分ほど上空で雲間から攻撃の機会を伺ったというアメリカ側の証言もある。
ギャラハー隊は戦艦と空母攻撃のために隊を2つに分けて【飛龍】と【榛名、霧島】に迫る。
【零戦】13機(8機?)は【SBD】迎撃に全力を尽くし、まず1機の撃墜に成功した。
【飛龍】も最初の3発を全て至近弾で逃れたが、これを見た戦艦の攻撃隊が目標を【飛龍】に変更。
これに対しても【零戦】は2機を撃墜したが、取り逃した敵機の爆弾はついに【飛龍】の飛行甲板を貫いた。
さらに5発目、6発目も近い場所に直撃し、閃光と爆発が連続して【飛龍】を襲った。
しかし4発目の直撃によって吹き飛ばされたリフトが艦橋全面にぶつかっており、ガラスが粉々に砕け散ったもののこれがカバーとなって、5発目、6発目の被害は艦橋には及ばなかった。
だが、艦橋からは何も見えなくなり、また【飛龍】は爆弾を回避するために右に大きく舵を切ったまま旋回し続けた。
操舵室からは応答がなく、艦橋から人をよこしてようやく【飛龍】は舵を切り直した。
この3発の直撃を見たギャラハー隊は再び戦艦へ目標を戻したが、これらは全て回避され、結局【飛龍】1隻への爆撃のみの戦果となった。
しかし何事にも代えがたい最大の戦果であった。
一航艦の最期 失われた旭日の輝き
【飛龍】も他の3隻同様、搭載していた艦載機に誘爆して激しい爆発が次々と艦内を襲った。
とにかく日本の空母の被害は爆弾が航空機を巻き込んだために甚大なものとなった。
甲板が格納庫の爆発で吹き飛び、速度を落として火の勢いを抑えようにもあまりの猛火に消火は埒が明かない。
そして機関室には炎は入っていなかったが周囲の火災で灼熱地獄と化していた。
だが脱出させると艦を動かせなくなる。
全速力ならばまだしも、今は速度を落としているのでそれもできない。
そしてその速度もだんだんと被害の影響で意図しないまでに落ちていった。
機関科員は生死の境で懸命に耐え続けたが、一人、また一人と倒れていく。
【飛龍】を襲う炎は一向に衰える気配を見せない。
とにかく消火さえ済めば、沈没は免れる、逃げ切れると考えていたが、その消火が一向に進まないのである。
そして午後9時頃には【飛龍】は停止してしまう。
これを艦橋では機関科員が全員戦死してしまったと判断してしまう。
しかし彼らは全滅していなかった。
機関長と艦橋の機関参謀との意思疎通が、か細い伝声管のやり取りでうまく行かず、【飛龍】はまだ火災を抑えてくれれば、つまり彼らが万全の体制で努力できれば15~20ノットほどまで速力を上げて航行することが可能であったのである。
この誤解がなければ【飛龍】は生還できたかと言われると、可能性はないわけではない。
【飛龍】は艦前部が大きく損傷しており、【榛名】による曳航が断念されていた。
つまり【飛龍】の生還は自力航行しかなかった。
そしてすでに日没を迎えており、敵も【飛龍】の沈没は時間の問題と考えたから目標を戦艦へ切り替えた。
もし機関室の報告通り15~20ノットの速度が発揮されたとすれば、夜のうちに敵制空権から脱出は可能であった。
後述する浸水についても注水による傾斜回復はなされていない様子で、この処置ができたとすれば速度は落ちても航行はできたのではないか。
その後大爆発があったが、状況をプラスに考えれば、【飛龍】再建の未来も微かながら残されていたのである。
機関科員は総員退艦命令後に生還した39名(と推測)が脱出に成功して、後日34~36名がアメリカに救助されている。
残念ながら差異の人数は漂流中とアメリカの保護を受けた後に亡くなっている。
【飛龍】が停止してしばらくしないうちに浸水が始まり、【飛龍】は徐々に左に傾き始めた。
火災は収まりつつあったが、23時58分に再び被弾したかのような大爆発が起こり、傾斜は15~30度ほどまでに至った。
もはやこれまで、山口は【飛龍】から総員退艦命令を出した。
第一機動部隊の最期の時であった。
時間は6月5日(注 現地時間)の2時半~3時頃までの間と推測される。
当初司令部の多くが【飛龍】とともに命を断つつもりであったが、山口と加来はそれを許さず、彼らにこれからの日本の行く末を託すことになる。
空襲もなく、すぐに沈没するわけでもない【飛龍】では、山口の訓示、軍艦旗降納、君が代斉唱、万歳三唱が行われた。
もちろん御真影の移乗も欠かしていない。
そして4時30分、総員の【巻雲・風雲】への移乗が完了した。
【飛龍】から離れた【巻雲】は、5時10分に【飛龍】へ向けて魚雷を2本発射した。
雷撃処分のためである。
【飛龍】は放置しておけばおそらく沈むまでに相当時間がかかる。
その判断のためであった。
2発は見事命中し、【巻雲】は夜明けの空襲を避けるために【飛龍】の最期を見届けずに戦場を去った。
だが、【飛龍】はすぐには沈没しなかった。
日が昇った後に【鳳翔】の【九七式艦攻】が偵察を行った所、【飛龍】健在の事実を知り、またさらに機関室から生き延びた池田幸一三等機関兵曹、岡田伊勢吉三等整備兵が甲板上で大きく手を振っているところが目撃された。
これを見て【谷風】が急遽救援のために【飛龍】の下へ派遣されたのだが、道中でアメリカ航空機の激しい妨害にあってしまう。
奇跡的に【谷風】は無傷であったのだが、これにより到着が遅れてしまい、ついに【飛龍】沈没には間に合わなかった。
時同じくして、こちらもまだ健在だった【赤城】の姿が消えつつあった。
【赤城】は4日13時50分に停止してしまってから、完全漂流状態であった。
19時25分に総員退艦命令が出されたが、艦長の青木は自分でキングストン弁を開き、さらに縄で縛りつけさせるほどに退艦を拒んだ。
彼は着任わずか1ヶ月の【赤城】を破壊されたことに並々ならぬ責任を感じていたのだ。
連合艦隊にも雷撃処分の申し出をしている。
ただ、部下の再説得と連合艦隊からの「【赤城】処分待て」の命令によって、青木は後ろ髪を引かれる気持ちで【嵐】に移乗した。
ところが5日4時50分、連合艦隊から【赤城】処分の命令が下ることで青木は錯乱する。
彼は【加賀】の岡田、【蒼龍】の柳本、【飛龍】の山口がそれぞれ艦とともに逝っていることを知っている(この瞬間はまだ山口の命は尽きていないが、艦に残ってどのような最期を迎えるつもりかは知っているはずである)。
その中私だけ生き恥をさらすなど以ての外。
青木は【嵐】の中で暴れまわった、俺を【赤城】に戻せ、武士の情けだ、と。
しかし青木は監視付きでありとあらゆるものを取り上げられて【嵐】の艦長室に隔離されてしまった。
挙げ句、彼はやはり彼自身が恐れたとおり唯一責務から逃れた艦長としてそしりを受け、帰還後予備役へと編入されたのである。
南雲不問に対して非情な仕打ちである。
彼は本海戦後、海軍に関して一切口にすることはなかった。
【赤城】は【嵐、舞風、野分、萩風】の順番で並んだ駆逐艦の魚雷で処分されることとなる。
甲板には乗員が総出で【赤城】の最期を見守った。
【野分】の魚雷は外れたが、3発の魚雷が【赤城】の巨体を大きく揺るがした。
4時50分のことである。
そして20分後の5時10分、【赤城】は艦首を上げながら沈没していった。
こうして「ミッドウェー海戦」の空母戦は、大日本帝国海軍の歴史的大敗北、いや、歴史的大失策による敗北で幕を下ろした。
※他、連合艦隊の水上艦隊攻撃計画、【三隈】ら第七戦隊の戦いと沈没、【伊168】の活躍などが「ミッドウェー海戦」にはございますが、それらは尺の都合で省略させていただきました。
第七戦隊の戦いは以下の【三隈】のページよりご確認ください。
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連合国 反撃の狼煙 |
両者損害
大日本帝国 | 連合国 |
沈 没 |
【赤城】 | 【ヨークタウン】 |
【加賀】 | 【ハンマン】 |
【蒼龍】 | |
【飛龍】 | |
【三隈】 |
大 破 |
【最上】 |
中 破 |
【荒潮】 |
喪 失 |
戦死者 3,057人 | 戦死者 307人 |
艦載機 289機(うち4機水偵) | 艦載機 95機 |
基地航空機 35機 |