戦 艦山城【扶桑型戦艦 二番艦】 「扶桑型戦艦」一番艦【扶桑】が竣工した時、予算の関係で着工がかなり遅れた【山城】はようやく進水したところでした。 しかし欠陥だらけの【扶桑】に浴びせられた罵詈雑言は、やがて建造途中の【山城】にも向けられることになります。 同じ設計図で建造されているのですから当然でしょう、「欠陥戦艦が二隻もあってどうするつもりだ」という心境になるのも無理はありません。戦 艦
戦 艦扶桑【扶桑型戦艦 一番艦】 「金剛型戦艦」の導入が始まり、いよいよ日本でも超弩級戦艦の設計・建造がスタートします。 当時としては世界最大、また世界で初めて排水量30,000tを超えた巨大な戦艦でした。 しかし、結論から言ってしまえば、「扶桑型戦艦」はなかなか見事な失敗作でした。 カタログスペックこそ、当時の世界水準に見劣りはしませんでしたが、実際に運用すると改善箇所がどんどん浮き彫りになってきます。戦 艦